複数のVCFを1つに結合する方法:3つの手順
複数のVCFを1つに結合する方法:3つの手順
複数のVCFを1つにまとめる3つの方法を紹介します。表に変換して重複を削除する手順、連絡先アプリで統合する手順、テキストを連結する際の注意点を解説します。
機種変更で書き出した連絡先、顧客管理システムから出た名簿、取引先から届いた名刺の .vcf。同じ人が何人も入ったファイルが溜まっていきます。
この作業は2つに分かれます。すべての連絡先を1つのリストに集めること、同じ人を1件に絞ることです。
なぜVCFをそのまま連結しても足りないのか
VCFはテキストの塊の並びです。1件は BEGIN:VCARD で始まり END:VCARD で終わります。末尾に別のファイルを貼ってもVCFは壊れず、スマホもそのまま読み込みます。
ただし比較はしません。同じ「佐藤 花子」が2つのファイルにあれば2件のまま残ります。改行なしで終わるファイルを連結すると END:VCARDBEGIN:VCARD が1行につながります。UTF-8とShift_JISが混ざれば日本語が記号になります。
方法1:表を経由して結合する(おすすめ)
行を比べられるのは表計算ソフトです。VCFを表にして重複を消し、1つのVCFを作り直します。ボタン1つで完結する機能はなく、2つのツールを使う2段階の手順です。
- VCFをExcelに変換するツール で複数の
.vcfをまとめて選択するかドラッグします。すべての連絡先が同じプレビューにまとまります。 - 1件が1行、氏名・電話・メール・会社・住所・メモが列に入った表を確認します。
- XLSX か CSV でダウンロードし、Excelで
データ→重複の削除を実行して1人1行にします。 - 整理した表を ExcelからVCFへのツール で変換します。できるのは、全連絡先が入った1つの
.vcfです。
処理はブラウザ内で完結し、ファイルはサーバーに送られません。vCard 2.1・3.0・4.0に対応し、複数の連絡先が入ったファイルも読めます。
方法2:連絡先アプリの中で統合する
アドレス帳にまとめたいなら、同じアカウントに読み込み、最後に1つのVCFとして書き出します。
- macOS の連絡先:
ファイル→読み込むをVCFごとに繰り返し、最後にvCardを書き出す。iPhoneは受け取った.vcfをタップして追加します。 - Google 連絡先: 左メニューの
インポートで1ファイルずつ。最後にエクスポート→vCard。 - Outlook:
ファイル→開く & エクスポート→インポート/エクスポート→vCardファイル (.vcf)。
手間はかかります。アドレス帳は重複を自動で判断せず、重複を統合 も 連絡先をリンク も候補を出すだけです。長いメモや2つ目の住所は削られることがあります。
方法3:テキストファイルを連結する
VCFはテキストなので、そのままつなぐこともできます。macOSやLinuxならターミナルで次の1行です。
cat meishi1.vcf meishi2.vcf > merged.vcf
Windowsならコマンドプロンプトで、/b を付けてバイト列のまま扱います。
copy /b meishi1.vcf+meishi2.vcf merged.vcf
メモ帳で2つ目を1つ目の末尾に貼り、.vcf で保存しても同じです。各ファイルが改行で終わっているか確認してください。
足し算をするだけなので、重複は減らず、文字コードの誤りも残ります。保存は必ずUTF-8にしてください。
結合した後の確認と重複の削除
作業前に元のVCFをコピーしておけば、失敗してもやり直せます。
姓名で並べ替えると重複は隣り合います。電話番号は 090-0000-0000 も +81 90 0000 0000 も同じ番号なので、表記をそろえてから比べます。COUNTIF や条件付き書式で同じ番号の行はすぐ見つかります。項目と列の対応は、VCFをExcelで開く方法 で説明しています。
よくある質問
項目は欠けませんか
氏名、電話、メール、会社、住所、メモには列があり、往復しても残ります。写真や X- 項目は残らないので、確認するまで元ファイルは消さないでください。
結合したVCFはスマホに戻せますか
戻せます。普通の .vcf なので、iPhoneはファイルアプリから、Androidは連絡先の インポート から読み込めます。
ファイル数や件数に上限はありますか 上限は公表していません。制約はブラウザのメモリとファイルの大きさです。
データはアップロードされますか されません。どちらの変換もブラウザ内で実行されます。
まとめ
複数のVCFを1つにするのは2段階です。表にまとめて重複を削り、VCFを作り直します。まずはVCFをExcelに変換するツールに、全ファイルをまとめて読み込ませてください。